導入事例

19,000IDを超えるID棚卸の実現 2000サーバーにまたがる情報を一元管理
19,000IDを超えるID棚卸の実現 2000サーバーにまたがる情報を一元管理
株式会社りそな銀行
URL:https://www.resonabank.co.jp/
設立:1918年5月15日(営業開始日2003年3月3日)
資本金:2,799億円
従業員数:8,216人(2025年3月末現在)
事業内容:預金、融資、決済サービスなど銀行業務全般

 りそなグループは、りそなホールディングスの傘下に銀行4社(りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行)を持つ金融サービスグループです。「お客さまの喜びがりそなの喜び」という基本姿勢を貫きながら、これまで以上に社会に貢献していくためにCXに向けて「価値創造力の強化」と「経営基盤の次世代化」に取り組んでいます。

 同グループでは、近年の運用体制の変化を背景に、ID管理・棚卸業務の見直しを進めてきました。既存の運用や統制の考え方を踏まえつつ、複数のシステムを横断してID情報を正確に把握できる仕組みの構築が求められていました。

今回は、アカンサス導入に至った背景や導入後の効果について、業務サポート部 システム室長 三谷さんとグループリーダー 木村さんにお話を伺いました。

運用環境の変化に伴い、ID管理・棚卸を運用見直すことに

株式会社りそな銀行 業務サポート部 システム室長 三谷さん

株式会社りそな銀行 業務サポート部 システム室長 三谷さん

──最初に、ご検討前のご状況についてお聞かせください。

三谷さん:IT企画部は「価値創造力の強化」と「経営基盤の次世代化」について、ITの利活用を検討・推進していく部署で、IT戦略の策定やシステム化構想などを行っています。

2023年頃から従来の運用体制を見直し、自分たちで運用できる環境を整えていきました。その過程で、ID管理や棚卸についても今後の運用を改めて整理する必要が出てきました。

木村さん:システムごとにID一覧ファイルを作成し、それをもとに棚卸作業を行っていました。確認作業はどうしても人手に頼る部分も多く、管理対象のシステムが約60、ID数が約19,000ある中で、作業量も大きくなりがちでした。

株式会社りそな銀行 システム室 グループリーダー 木村さん

株式会社りそな銀行 システム室 グループリーダー 木村さん

クラウド上で一元的に情報を取り込めるアカンサスを採用

三谷さん:ちょうど検討を始めた頃に、以前より取引のあったNTTテクノクロスさんからアカンサスをご紹介いただきました。当時は別のツールを利用していたので、その仕組みも含めて代わりになるかどうか、そして課題解決につながるかしっかり評価しようということで、翌月からトライアルを始めました。

──トライアルではどのような観点を確認いただいていましたか?

評価ポイントは大きく2点あります。
1点目は、システムごとに異なるフォーマットのID台帳の情報を取り込めるか。
2点目は、実際の運用を想定し、ID管理・棚卸がどのように変わるかの確認です。

木村さん:はい。1点目については、先程も話に出た従来利用していたツールは管理対象となるシステムごとに情報を確認する必要があり、棚卸作業では複数の管理情報を突き合わせながら進める必要がありました。

アカンサスでは、こうした情報をクラウドで一元的に管理できます。取り込む際も元データのフォーマット変更は不要で、複数システムのID情報を横断的に確認できる点は、ID棚卸担当者にとっても大きなメリットでした。

三谷さん:また、2点目についても既存のシステム構成に手を加えずに利用できることも確認できました。

管理対象となる各システムにおいて個別の設定変更や改修を行う必要がなく、既存のシステム構成に手を加えずに利用できました。

また、ID情報の取り込みにあたっても、従来から利用してきたデータを活かすことができたため、管理方法を大きく変更することなくトライアルを進められました。

不明点の解消にあたって、NTTテクノクロスさんによるメールやリモート会議による支援があったのも安心材料でした。

運用担当から『レスポンス良く回答いただくので質問しやすかった』という声が上がっており、その点についても大変助かっています。

──そう言っていただけて嬉しい限りです。

個別管理の負担を解消し、約60システムを横断したID棚卸を実現

──アカンサスの導入後、どのような変化がありましたか?

三谷さん:アカンサス導入により、大きく3つの効果が得られました。

第一に、ID棚卸業務の効率化です。

従来は約60システム分の台帳を個別に管理しており、棚卸のたびに担当者が一つひとつExcelファイルを開いて確認していました。特に効果的だったのは、部署単位での確認作業の容易さです。

棚卸イベントを作成すると、確認すべきIDが部署単位で一画面に表示されるため、回答者は自部門に関係する情報を把握しやすくなっています。

第二に、ヒューマンエラーの削減です。

木村さん:はい、先程話した通りですが従来は人事情報とID情報をシステム管理者が突き合わせて棚卸一覧を用意していたため、ID所有者の紐づけにミスが起きるリスクを懸念していました。

アカンサスではID情報の洗替(更新)をするとIDの所有元となる人事情報と自動的に紐づくため、確認作業の負担が軽減されています。

三谷さん:はい。そして最後に、退職者に関するID管理の把握のしやすさです。

人事情報の洗替に合わせて退職者とその人が所有しているすべてのIDが自動的に確認できるため、どのIDを削除すべきか取りまとめて各システム管理者に連携できるようになっています。 また、従業員単位でID所有状況を確認できるレポートも、徐々にアカンサス使用者を増やして活用をすすめていく方針です。

従来はシステム単位に確認する方法しかなかったため、全システムをまたがってID情報が確認できるようになった点は、運用面でも統制面でも大きな変化だと感じています。

データ取得の自動化と機能改善

──最後に、今後の計画やアカンサスに期待することを教えてください。

三谷さん:現在の課題は、システムからアカンサスへのデータ取得の効率化です。

木村さん:はい、現在は各システムからのエクスポートを手作業で行っており、容易に行える手段を模索しています。
管理対象は約2,000サーバーに及ぶため自動化が望ましく、自社開発するか、別途導入予定のツールからID情報を取得できないかなど、運用担当と検討を進めています。

期待することとしては、NTTテクノクロスさんの対応は導入して終わりではなく、現場サポートを継続いただける点はありがたいと思っていて、これに限らず良いものがあれば引き続き情報交換させていただければと思います。

三谷さん:そうですね。定期的なフィードバックミーティングで改善要望を聞いていただいており、引き続き現場の声を反映できるよう協力いただきたいです。

──ありがとうございます!引き続き、アカンサスをはじめNTTテクノクロスがお役に立てるよう、改善とご提案を続けていきたいと思います。三谷さん、木村さん、本日はお話いただきお礼申し上げます!

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